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あるのは勝ちだけ

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2024-06-01更新

    

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页面贡献者 :
Mugnus
没有木马的战殇
★★★あるのは勝ちだけ
Card 130140 0.png
角色
Card 130140 0.png
属性
队长技能
常服分类的演员演技力上升20%
Star Act
获得总演技力4.7~7.2倍的分数
发动条件:1 3/2 1
Sense
获得自身演技力1.4~2.6倍的分数
回复200~320点血量
CT:30/27  获得:1
各项数值
(初始/最大强化)
歌唱力
表现力
集中力
演技力
24/9516
24/9242
18/7320
66/26078
才能开花效果
演技力上升4%
演技力上升4%
Sense的CT缩短3秒
演技力上升4%
Star Act发动所需要的增幅系光个数减1
演技力上升4%
初始血量上升60
演技力上升4%
摄影胶卷【花】
分类
登场时间
2023/7/26

卡面信息

卡面相关

卡面简评

卡面故事

前篇 后篇

あら、雪さんもお弁当派ですの?
他の方と食べに行ったものだとばかり。


外食はカネがかかるからな。
稽古中のメシなんてコレで充分。劇場ならお湯もタダだ。


それでカップラーメンですのね……。


なんだ、カップラーメンは駄目なのか?
栄養のバランスが悪いとか言うつもりだな?


違いますわ。雪さんはお料理上手でしょう?
時間をかけて自炊した方が安上がりではありません?


ハッ、これだから節約術シロウトは困る。
いいか? 朝の10分には普段の3倍の価値がある。


弁当を作る時間を他の家事や仕事に回したほうが
はるかに効率がよくなるんだ。常識だぞ?


ふーん、気にしたこともなかったですわ。
いつも湯島が作ってくれるものですので。


はいはい自慢だろ、もういいよ。
んじゃ3分経ったし、いただきま――


いただきます。


ま、待て。なんだその弁当……?


何って……普通の弁当ですが?
私、何かやってしまいまして?


いや、香りからして違うだろ!?
たとえばその肉じゃが! どうなってる!?


これは昨晩の残りですわね。使用人の湯島はとにかく
凝り性で、出汁から引かなきゃ気が済まないのです。


そういえば昨晩、いい肉をいただいたと聞きましたわね。
霜がたくさん入っているから美味しいそうですわよ?


そんな高級肉を肉じゃがに!?
ど、どんな味なんだいったい……。


一口召し上がります?


食べた――い、いや! いらない!
贅沢の味を覚えたら、人生が不幸になる!


何を仰ってるのか分かりませんわ……。
まあ、いらないなら私ひとりで食べますわね。


……あ、ああ……!


……召し上がります?


い、いらないったらいらない!


……。


……じゅるり。


(視線が気になって食べづらいですわ……)


はあ……。結局、カップラーメンだけだと腹が空いて
何か食いたくなるんだよな。


時短で節約した気になっても、メシ作ってるんじゃ同じか。
ケチはそこそこにしてこそ価値がある。


……よしできた。食堂の余り物チャーハン。
原価ゼロだ! いただきます――

緋花里
ふおおお~! 美味しそうな匂いの元、発見!
雪、一口ちょうだい! あーん!


なんでやらなきゃいけないんだよ!
食べたかったら自分で作って食べろ!

ラモーナ
おっと、せっかくの機会だ。
私も一口いただこうか。


なに当たり前みたいなこと言ってんだ!?
これはワタシが――

ラモーナ
勝手に食堂の冷蔵庫を漁って作ったのだろう?
調理師に見つかったらどうなるやら……。


ええい、分かったから食え!
これでお前らも同罪だ!

緋花里
わーい! いただきまーす!
……むむっ! おいしーさー!

ラモーナ
うむ、やはり極上の美味さだな……。
聞きたいことがあるんだが、いいか?


あいにくレシピなら教えられない。
全部即興でやったからな。

ラモーナ
いいや、知りたいのは料理の腕についてだ。
これほどの料理の腕前だ、何か秘密があるのだろう?


語ってもカネにならない。とっとと散れ。

ラモーナ
いいや、今日の私はチャーハンに感銘を受けたんだ。
聞き出すまで絶対に立ち去らないぞ。なあ、緋花里。

緋花里
うん! 雪は天才チャーハニストだよ!
したがって雪は天才チャーハニストなんだよ。


天才チャーハニストォ……?

天才チャーハニストってのはなんなんだよ……。

緋花里
こんなに美味しいチャーハンを作る雪は、
絶対すごい人に決まってるってことだよ!

ラモーナ
ああ、その通り。料理には料理人の人格が出る。
私はこのチャーハンに深みを感じたのだ。人としてのな。


単なるチャーハンだぞ? 何をバカな――

緋花里
バカじゃない! すっごいことさー!

緋花里
余り物の食材を即興で美味しくした!
それって演劇で言うところのエチュードさ!

緋花里
エチュードはとっても難しい! 引き出しが少なかったり
対話がヘタだと、ぜんぜんひとつにまとまらない!

ラモーナ
だが、雪のチャーハンは違った。
あらゆる食材が自らの個性を主張しつつ、まとまっている。

ラモーナ
いやはや、まったく驚いたよ。見事なバランス感覚だ。
料理スキルが役者としての力量に直結するとはな……。


そ、そうか……?

緋花里
うん! だから雪はいろんな役ができる!
私もうまくなりたいさー。

ラモーナ
ぜひ教えてくれないか?
お前を見事な人格者に成長させた、過去について。


し、仕方がないな……?
そんなに聞きたいなら話してやる……。


ワタシの実家は、中国の山奥・貴州にある農家だ。
父親は拳法師範もしているが……それで稼げる時代じゃない。


必然、貧しい家庭を支えるため両親は働きに出ていた。
料理が上達したのは、親の代わりに鍋を振ってたからだろう。


演劇に出会ったのは、そんな貧乏を続けていた頃だ。


演劇なら、ダイスターなら。子どもでも稼げる。
学もなく家柄もないワタシでも、家族を助けられる。


だったらワタシが目指すのは――演劇だ。


演劇の学校にも、劇団にも通えなかった。
見よう見まねで兄弟姉妹たちと練習を繰り返した。


今からすれば、我流のひどいものだった。
だが、天はワタシを見落とさなかった。


かくして入った劇団で、幾度か舞台に立った。
ワタシは認められたが、まだ足りなかった。


もっと家族を楽にしてやりたい、貧乏を脱したい。
そのためにはもっと稼げる劇団でないといけない。


――そして見つけたのだ。
探していたカネのなる木。いや、金の星を。

ラモーナ
それが銀河座だったというワケか。
ここまで家族のために心を砕いていたとはな……。

緋花里
ううっ……! 大家族だって聞いてたけど、
こんなに悲しい話だとは思わなかったさー!

緋花里
雪! なんでも言って!
わたしがんばるさー!


フン、心配など無用だ! お前らのチカラなんて
借りずとも、ダイスターになって稼いでやるからな!


……調子が狂って喋りすぎたじゃないか。
まったく……。


……。


……お前は同情してほしいのか?
不幸な境遇を切り売りして稼ぎたいのか?


……違うだろ。ワタシは芝居で稼ぐ。
この銀河座で勝ち上がり、のし上がるんだ。


そうじゃなきゃ家族を楽にできない。家族に胸を張れない。
だから絶対、負けるワケにはいかない……。


……やってやるぞ、王雪。やってやるぞ、銀河座!
そして見てろよ全世界、ワタシがダイスターになってやる!