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【SSR】みんなみてるよ
出镜角色
队长技能
もう、にげられないよ:
剧团电姬的演员的演技力提升28~80%
技能
演技力アップⅢ:
自身的演技力提升17.5~50%
センススコアアップⅡ:
公演開始時、自身のセンススコア10.8~26.4%UP効果が公演終了まで発動する
◆发动条件:由剧团电姬的演员装备
(技能于5级解锁)
P.ゲージ獲得量アップⅡ+:
センスによるP.ゲージの獲得量が108~316%UP
◆发动条件:由剧团电姬的演员装备
(技能于8级解锁)
隶属活动
肝試せ! ファントムミーティング!
登场时间
2025/8/31
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「みんなみてるよ」配役
女子高生:白丸 美兎
幽霊:阿岐留 カミラ
「みんなみてるよ」
■第一幕
となりのクラスのМ美がSNSで人気らしい。
JKクッキングとか言って、制服で料理してるだけなのにさ。
しかも作る料理はカレーとかハンバーグとかありきたり。
意味わかんない。
ちょっと可愛いからって調子に乗ってるのが腹立つ。
あたしも高評価の「ハート」がほしい。
みんなにすごいって言われたい。
なんなら世界的に有名になりたい。
だって友だちのいないあたしは、そうでもしないとみんなを見返せないから。
だけどそんなに見た目にも自信ないし、お金もないし、アイディアもない。
エッチなのは絶対無理だし、コスメやファッションも人並みの知識しかない。
そんなとき、夜中にSNSを見ていたら面白そうなのを見つけた。
『ねぇ、知ってる? 誰でも人気者になれるおまじない』
おまじない? なにそれって思ったけど、
人気者になれるってところがちょっと引っかかった。
検索しまくったら、そのおまじないっていうのが載ってるページが出てきたんだよね。
用意するものはぬいぐるみ。
それから〇〇っていう廃墟で行うことって書いてあった。
そこは隣の県で、誰か自殺したとか殺人事件があったとか、嘘臭い噂のある廃墟のビルだった。
お父さんから景品で貰ったって渡された、不気味なぬいぐるみがちょうど部屋にあったから、
それを持って次の休みに、あたしは廃墟に行ってみた。
そこはコンクリート打ちっぱなしで、がらんとしていた。
適当な部屋に入って床にぬいぐるみを置いて呪文を唱える。
「◎△$♪×¥●&%#」
呪文……っていうか、意味わかんない言葉だった。
あ、それから手を逆さまにして拍手を3回。
こんなので人気者になれたら楽すぎじゃんってばかばかしくなって、そのあとすぐ帰った。
「みんなみてるよ」
■第二幕
次の日、スマホの通知音で目が覚めた。
アラームじゃなくって。
とにかく何度も何度も通知音が鳴ってて、何事!?って思って見てみた。
おとといアップした動画に高評価がつきまくってた。鬼バズってた。
あたしが教室でダンスしてるやつ。
同じようなの今までもアップしたことあるけど、友だちのいないあたしは誰も見てもらえなかった。
なのに今日は。
知らない人が高評価してる。
もう万超えてる。
しかもコメントもたくさんついてる!
『かわいいね』『ダンスうま!』『めっちゃすき』……!
びっくりだし、嬉しすぎて思わず「やった!」て叫んじゃった。
このままあたしアイドルとかになっちゃったりするのかなとか考えて、めっちゃ興奮した。
これっておまじないの効果かな!?
あのおまじないってほんとだったんだ!とか考えてたら、誰かの声が耳元で囁いた。
「みんなみてるよ」
それからなんか、あたししかいないはずの部屋に誰かの気配。
ぐるっと見回したら、何かが動いたような気がした。
SNSの画面を見たら、真っ黒なアイコンがコメントしてた。
『みんなみてるよ』
なんとなく、あたしの周りの空気が変わった気がした。
「みんなみてるよ」
■第三幕
ある夜中。
またバズった動画のコメントとか夢中で確認してたら、
何かが視界の端で動いてた。
そっちにハッとして視線を向けたら、そこには知らない女の子。
胸に抱いたぬいぐるみを愛おしそうに撫でてる。
そのぬいぐるみは、おまじないで廃墟に置いてきた不気味なやつ。
あたしはびっくりしすぎて声がでなかった。
『みんなみてるよ』
部屋に声が響いたかと思うと、窓から歯をむき出したぬいぐるみが部屋をのぞき込んでた。
恐怖で体が硬直する。
今度は上から笑い声がして、見上げたらウサギの人形が大きな口を開けてあたしを見てた。
『みんなみてるよ』『みんなみてるよ』『みんなみてるよ』『みんなみてるよ』『みんなみてるよ』
女の子は口を閉じたままなのに、声が何度も何度もこだまする。
そのたびにどこかからか気味の悪いぬいぐるみが現れて、
あたしのことを見てくる。見つめてくる。凝視してる。
いやあああああ!
助けてお母さん!助けてお父さん!
誰か助けて!
あたしは声にできないまま頭の中では叫びまくって、目をぎゅっと閉じた。
気が付いたらあたしは倒れていた。自分の部屋じゃない。
冷たいコンクリートの感触。
埃っぽいにおい。
ここはあの廃墟……!
でも、なんで……。
と思うのと同時に、ぬっと首元から白くて細い腕があたしを包み込む。
『みんなみてるよ』
ぬっと女の子と気味の悪いぬいぐるみたちが顔があたしを見下ろしてきた。
や、やだ……やだやだやだ!
助けて! 誰か助けて……!
もういい! もういいから! 見ないで! わたしを見ないで!
あたしの意識はそのままブラックアウトした。
「みんなみてるよ」
■第四幕
10年くらい前、
〇〇県の廃墟に夜中、高校生のグループが肝試しをするために忍び込んだ。
バズる何かをしたかったので、心霊写真を撮るぞと意気込んでいた。
「ねぇ、アンタ先行きなよ~! アタシら撮ってるから! んで、その次はアタシが映るね~」
「この先、絶対やばいよ……」
「もー、まだ言ってんの? ビビんなって~! ノリ悪くね?」
「あ、あはは……だ、だよね。 そ、それじゃあ……行ってくる、ね」
暗いビルの中を探索中、周りの空気に断れず階段を昇っていく少女。
その時、運悪く老朽化した階段が崩れて少女は頭から落ちる。
仰向けに倒れたまま、動けなくなる少女。
じわじわと、血だまりが広がっていく。
落としたスマホにつけていたキーホルダーのぬいぐるみが、少女の血に浸かる。
「ちょっ、どうすんの!? きゅ、救急車呼ばなきゃ……!!」
「アンタが煽るから!!」
「はぁ!? アタシが悪いって言うの!? アンタだって行けって言ってたじゃん!!」
他の少女たちが助けや救急車を呼ぼうかと慌て始める。
「っていうかさ、人間ってこんなに血が出るんだ……」
そんな中、誰かがスマホのシャッターを切った。
すると、他の高校生たちも恐る恐るその少女のことを見下ろし始めた。
「うそ、やばくない? きゅ、救急車は呼ぶから! そ……その前に撮らせて!」
「や、やばいって……うわ、めっちゃグロ……!」
「これアップしたら、めっちゃバズるんじゃね?」
少女は涙をこぼし、消え入りそうな声を振り絞った。
少女のスマホにつけていたぬいぐるみは、血を吸いこんで赤黒く変色していた。
「見ないで……た……助けて……お願い……」
薄れゆく意識の中、シャッター音がいくつも聞こえる。
そして自分をのぞき込むいくつもの顔。
好奇心に理性を失った瞳。
『みんなみてるよ』
お疲れ様、みとりん!
今回の公演、怖いって評判なんだって~!
よかった……ホラーってあまり演じたことないから不安だったんだ。
まぁね~、にしてもみとりんの演技最高だったわ!
題材も身につまされる感じだったし?
身につまされる?
ほら、ウチ配信やるからさ。撮られてる人が嫌じゃないか、
迷惑になってないか考えないとダメじゃん?
じゃないと今回の演目みたいに痛い目見るぞ~!
……的な? 演じててそう思ったんだよね。
カミラちゃん……うん、そうだね。
でも心配いらないんじゃないかな?
カミラちゃんの配信、普段から凄い配慮されてるの分かるし。
それに、こうして気を付けようと思えるんだもん。
みとりん……ありがとう。
なら、これからも気を付けていかないとね。
うん!