わたし、あなたになりたいわ

MediaWiki:Infobox

MediaWiki:Infobox

【SSR】わたし、あなたになりたいわ

出镜角色

柳场潘达、乌森大黑

队长技能

鏡の中、羨望と嫉妬を抱え――:
所有演员的演技力提升20~72%

技能

演技力アップⅢ＋:
自身的演技力提升17.5~63%

P.ゲージ獲得量アップ＋:
センスによるP.ゲージの獲得量が48~204％UP
（技能于5级解锁）

報酬量アップⅢ:
公演和协力公演的公演报酬提升17~30%（饰品除外）
（技能于8级解锁）

隶属活动

肝試せ！　ファントムミーティング！

登场时间

2025/9/1

MediaWiki:Infobox

MediaWiki:Tabs

情报

第一幕

第二幕

第三幕

第四幕

后日谈

「わたし、あなたになりたいわ」配役
カリナン：柳場 ぱんだ
エニグマ：烏森 大黒

「わたし、あなたになりたいわ」
■第一幕

屋根裏部屋に現れたカリナン。
真っ白なワンピースに身を包み、
両手で抱えたお盆にはティーセットとケーキ。

「お茶の用意ができたわよ、エニグマ」
「今日はオレンジティーとザッハトルテ、
　ザッハトルテは私の手作りよ」

漂うオレンジの良い香り。
大きな姿見の前にお茶をセットして、カリナンはゆっくりと腰を下ろす。

『オレンジは嫌い、ラズベリーがよかったのに』

鏡に映ったカリナンが不貞腐れたようにつぶやく。
真っ黒なワンピース。
冷たい光を灯した瞳は、じっとカリナンを睨みつける。

「ごめんなさいね、エニグマ。
　来月はラズベリーのお茶を用意するわ」

カリナンはにっこりと、鏡に向かって微笑んだ。


そっくりなふたりは、姿以外は何もかも正反対。

優しいカリナン、冷たいエニグマ。
恵まれて裕福なカリナン、ひとりぼっちのエニグマ。
みんなに愛されているカリナン、誰にも気づかれないエニグマ。
正直なカリナン、嘘つきなエニグマ。

『私は、あなたが羨ましいわカリナン』

『あなたになりたい』

「……それなら、一日だけ替わってみない？」

『そうね、一日だけ……一日だけ』

鏡の中から動けないエニグマを可哀想に感じたカリナンは提案する。
そんな彼女の言葉にエニグマは笑みを浮かべる。
まるで獲物を罠に嵌めたと確信したかのように。

エニグマから優しさに付け込まれ、
現実の世界から鏡の世界に閉じ込められてしまったカリナン。
自由になったエニグマは、カリナンとして現実の世界を楽しんだ。

でもエニグマはやっぱりカリナンにはなれなかった。

鏡の世界に戻されたエニグマ。
今は月に一度だけカリナンが会いに来てくれるのみ。
それ以外はひとりぼっち。
元の孤独なエニグマに元通り。

「来月はラズベリーティーを楽しみにしていてね」

『楽しみになんかしないわ……あなたはそうやって、外に出れるもの。
　妬ましい……妬ましいわ』

「……それでも、あなたは私の友達よ」

そう言ってカリナンは笑いかける。
屋根裏部屋を出ていくカリナン。
その後ろ姿を、エニグマは冷たい鏡面から見つめることしかできない。

おつかれさまでーす！
いや～カラスとの舞台、新鮮でよかったですね～！

は？　どこが……。
我が主の配役じゃなければ、共演なんてしてないわよ。

あはは……相変わらずですね～カラス。

そもそも！　共演するとしても、
なんで私、役においてもぱんだに哀れまなきゃならないのよ……！


それに、最終的に鏡から出られなくなってるし……！
鏡から出られないぱんだを嗤う場面は、まぁ楽しかったけれど……。


どうせならあのまま、鏡から出られないぱんだ……。
私はぱんだに成り代わって、自由を謳歌するみたいな展開だったら……。


おつかれさま、大黒。どうだった、今回の舞台は
題材的にお前と、ぱんだの組み合わせが良いと思って手配したんだが。


我が主！　最高の舞台でした！
手配いただいたぱんだとの舞台も、良い経験になりました！！！


（おおっ、すごい掌返し……！？
　よっぽど初魅さんが好きなんだな～、カラス）