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【SSR】ハロウィン・ナイト・チャーミング♡
出镜角色
队长技能
Trick or Trick ?:
所有演员的演技力提升20~72%
技能
演技力アップⅢ+:
自身的演技力提升17.5~63%
初期P.ゲージ上昇+:
公演开始时,获得24~102点Principal Gauge
(技能于5级解锁)
公演の獲得EXPアップ:
公演と協力公演の獲得EXPが17~30%増加
(技能于8级解锁)
隶属活动
魔法にまた、かけられて――
登场时间
2025/11/1
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「ハロウィン・ナイト・チャーミング♡」配役
ベル:千寿いろは
リリ:筆島しぐれ
千尋:猫足蕾
「ハロウィン・ナイト・チャーミング♡」
■第一幕
ハロウィンを前に浮足立つ人々がひしめき合うスクランブル交差点。
様々なコスプレに身を包んだ人々がひしめき合うフロアで、千尋は顔をしかめる。
「やはり慣れないことをするべきじゃないな……さて、あいつらはどこへ行ったのか?」
普段、真面目で内向的な気質を持った千尋には、このような催しの空気はどこか肌に合わない。
それでもここにいる理由は、大学の友人たちに無理やり連れてこられたからである。
とは言っても、その友人たちとははぐれてしまったのだが。
「ほんっと人間たちって雑魚ばっか! ほら、もっともっとリリに捧げなさい?」
「えへへ~、ありがとうございます! 人間さんは優しいですね!」
視界の隅で道行く人と会話しているコスプレの少女に視線が向く。
学生服に小悪魔のコスプレをした二人組の少女。
片方は高校生くらいで、もう片方は小学生くらいか。
目鼻立ちが整っており、美少女と言っても過言ではない。
周りの通行人がこぞってお菓子を与えているのも、無理もない。
「それにしても、人間界のハロウィンも楽しいですねぇ!」
小悪魔系女子高生は通行人と別れた後も、キラキラと目を輝かせていた。
その瞳の奥に、一瞬だけ妖しい赤い光が灯る。
(……ん?)
目の錯覚か、周囲の明かりの反射か……。
そう考えるよりも前に、千尋は通りがかりのコスプレをした一団に写真撮影を頼まれる。
渡されたカメラを構えて、被写体を撮影する。
初対面の人へ対応したのも相まって、少女たちのことは自ずと頭から消えていた。
「本当、どこに居るんだ……。人混みも酷いし……、
これは焼肉でもおごってもらわないと、割に合わんぞ……」
依然、連絡のつかない友人たちの捜索を続ける千尋。
もう帰ってしまおうか……、そう考えた矢先に千尋は友人のひとりを見つける。
ふらふらとした足取りで裏路地へと歩いていく。
その異様さに気づくことのない千尋は、
やっと見つけたとため息を吐きながらも、友人の元へと走る。
「やっと見つけたぞ! はぁ……はぁ……。
お前たちが連れてきたのにさすがにこれはひどいぞ!」
そう言って、肩に手を置くとふらりとバランスを崩し、友人は倒れる。
「す、すまない! そこまで強い力で押したつもりは……、なんだ……これは?」
倒れた友人を目で追うと、自ずと裏路地の先へと目を向ける。
3人の人が倒れている。
それは千尋にとっては当然見知った顔、ここに連れてきた友人たちであった。
そして、そんな状況なぞ気にも留めていないといった様子でふたりの少女が談笑している。
それは先ほど見ていた小悪魔系少女たちだった。
「う~~~ん、この人たちじゃありませんね……。 よ~しよし!」
「ねぇ、ベル……本当に居たわけぇ? ビビビ~~って来る魂。
これならザコ人間からお菓子たかってる方が楽しいんですけど~!」
「本当に見たんですよ~~~! リリも探すの手伝ってください~!」
「なんでリリが? はむっ……付き合ってあげてるだけ、
ありがたく思いなさいよぉ~」
小悪魔系女子高生は自分たちの周りを飛び交う人魂を撫でており、
小悪魔系小学生はお菓子を食べている。
女子高生の方はベル、小学生のように見える方がリリというのか。
状況の理解が追いつかない千尋は呑気にそんなことを考えていた。
すると、そんな千尋の存在に気づくとベルは笑顔を見せる。
「あっ! この人ですよっ、この人! 向こうから来てくれたみたいです!」
「き、君達! 私の友達に何をしたんだ!!」
「ふ~ん、友達だったのね。ベルの鼻、今回はちゃんと効いたみたいじゃん。
ちなみに、お友達たちはここに居るわよ? ほら……」
ハッとして、警戒する千尋。
そんな千尋の問いにリリは笑みを浮かべながら、周りを指さす。
彼女たちになつく犬のように周りを飛び回る人魂のような物。
その数はちょうど、倒れている友人の数と一致していた。
「なにって、トリック・オア・トリートですよ!
お菓子をくれない人は、イタズラするんですっ!」
「そうそう、地獄一日ツアーって奴? デートしてあげるの。
とりあえず、遊んであげるからこっち来なさい?」
二人は千尋に微笑みかける。
その瞳は赤く染まる。
見間違いじゃなかったのか……そう理解するや否や、
千尋は胸の高鳴りを感じる。
頬が熱くなり、熱に浮かされたように手招きする彼女の元へと歩み寄る。
(な、なんで……!? これじゃまるで……一目惚れ、
うぐっ、身体が言うこと聞かない)
彼女たちの目の前まで歩み寄ると、ふたりは妖しく笑う。
「ぁ……」
「「トリック・オア・トリート! お菓子くれなきゃイタズラするぞっ!」」
上目遣いで微笑みかけるふたり。
千尋は意識が揺らぐ中、彼女たちに手を取られて終ぞ振り払うことも出来なかった。
危険なハロウィンの夜が、今始まる――。
おつかれさまで~す。
あっ、しぐれちゃんお疲れ様です!
しぐれちゃんの悪魔、すごく可愛かったです!
まぁ? しぐれが演じてるんだから当然ですよねぇ~。
ま、いろは先輩も悪くなかったですよ?
アンタねぇ……他劇団の役者相手なんだから、礼儀正しくしなさいよ。
我が主の顔に泥を塗ったら承知しないんだから!
はぁ? 別にしぐれ、礼儀正しくしてますよねぇ?
気に入らないからっていちいち嚙みつかないでくださ~い!
ふふっ、おふたりは仲が良いんですねっ!
仲良くなんてありませんっ!
仲良くなんてないですぅ!!
息ぴったり……ですねっ。
凸凹コンビ、推せますよ~コレは!