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小さなあの子を待ちながら
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2024-08-09更新
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更新日期:2024-08-09
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★★★★小さなあの子を待ちながら
觉醒前
觉醒后
角色
觉醒前
觉醒后
属性
凛
队长技能
Star Act
获得总演技力9.7~14.7倍的分数
发动条件:✦1 ✦1 ✦1 ✦4/3
发动条件:✦1 ✦1 ✦1 ✦4/3
Sense
获得自身演技力6~8倍的分数
Sense发动后,Principal Gauge条上限值增加40~60
CT:40/35 获得:✦1
Sense发动后,Principal Gauge条上限值增加40~60
CT:40/35 获得:✦1
各项数值
(初始/最大强化)
(初始/最大强化)
歌唱力
表现力
集中力
演技力
21/9608
30/13304
35/15310
86/38222
才能开花效果
演技力上升6%
演技力上升6%
Sense的CT缩短5秒
Sense的CT缩短5秒
演技力上升6%
Star Act发动所需要的特殊系光个数减1
Star Act发动所需要的特殊系光个数减1
演技力上升6%
基础分数提升5%
基础分数提升5%
演技力上升6%
SP摄影胶卷【千寿历】
SP摄影胶卷【千寿历】
分类
登场时间
2024/7/20
卡面信息
卡面相关
卡面简评
卡面故事
前篇 | 后篇 |
---|---|
暦 ……稽古に付き合ってください、とは言いましたが、 火鍋まで参加するとはひと言も言いませんでしたよね……。 ラモーナ だが参加してくれたじゃないか。 皆喜んでいたぞ? もちろん私もな! 暦 はあ……。お次はなんです? 家まで送るつもりで着いてきているのでしたら、結構ですわよ。 ラモーナ いや、ひとり夜道を帰るのは危険だ。 厄介な事態に巻き込まれないとも限らないしな。 暦 巻き込まれているとしたら、今ですわ……。 ラモーナ そう言わないでくれ。私も嬉しいんだよ。 今日の暦は、一段と気合いが入っていただろう? 暦 実はものすごく落ち込んでいるかもしれませんのに? ラモーナ ならば余計、ひとりにはさせられないな。 暦 ああ言えばこう言いますのね……。 暦 (……とは言え、本当のところは勘づかれた通り。 充実した稽古の後特有の、心地よい疲労感がある) ラモーナ ここのところ好調じゃないか。 何か心境の変化があったと見えるが。 暦 たまたま調子がよかっただけではありませんこと? たいした変化はありませんもの、私には。 暦 (――変わったとすれば、私ではなくいろはさんのこと) 暦 (千寿の家柄やしきたりに囚われることなく、 あの子は自由に、電姫が示してくれたであろう道を歩き始めた) 暦 ……しかし、調子次第で芝居の出来が変わるようではまだまだです。 より励まねばなりません。 暦 (だからこそ、一層励まねばならない。 千寿暦として行ってきたことは、間違ってなどいなかったのだから) ラモーナ 確かにな。さすがは暦だ。 ……フフ。 暦 なんですの? 私の顔にご興味がありまして? ラモーナ いや、表情に声にと実に充実感が染み出ているからな。 毎日、顔を突き合わせてきたから分かるぞ、友として。 暦 共演者として、です。 まあ、好調なのは事実ですわね。 ラモーナ 願わくば、ずっとそうあってほしいものだ。 暦は気合いが入っている時こそ油断ならないからな。 暦 心配症が過ぎますわよ。 ……ご迷惑をかけたのは事実ですが。 ラモーナ 心配をかけたくないなら、なんでも相談してくれ。 私の部屋の門扉は常に開け放たれているぞ? 暦 では、ひとりにしてくださいます? 帰りますので。 ラモーナ 確かになんでも聞くとは言ったがな……。 暦 ふふ。ご心配には及ばないというだけです。 ちょうど貴女の部屋の前です。おやすみなさいませ。 ラモーナ ああ、おやすみ。いろはにもよろしく伝えてくれ。 いろは これを借りてきたんですっ。 いろは 最初は本屋さんで捜していたんですが見つからなくて。 いろは そうしたら偶然ラモーナさんに会って。 もう読み終わったから貸してくれるって話になったんです。 暦 (いろはさんは、偶然出会ったラモーナさんから、 私が差し上げた本を借りていた……) 暦 (だけれど、ラモーナさんからは何も聞いていない。 本を貸したことだけでなく、出会ったことすら……) 暦 ……隠している? ラモーナ なんだ? 名残惜しいなら家まで送るぞ? 暦 ……ラモーナさん。なんでも聞くと仰いましたわよね。 本当になんでも答えてくださいますの? ラモーナ 友が望むなら答えよう。私に二言はない。 暦 では、お尋ねします。 貴女に贈った、『最も優れた役者になる方法』について。 ラモーナ ああ、あの本か。 暦を理解したくて折に触れて読み返しているよ。 暦 差し上げた手前心苦しいのですが、お借りできます? 読み返しているならお持ちですわよね、お手元に。 ラモーナ あ、ああ。どの章だ? 内容は暗記しているからな、答えるぞ。 暦 そうですか。心なしか声が震えてらっしゃるような。 ラモーナ 美しい暦に見つめられたら緊張もするだろう? 照れてしまうな。ハハハ。 暦 まあ。覚えるほど読み込んでいるということなら、 お贈りした甲斐はありましたわね。 暦 ……あの本で私を理解できまして? ラモーナ 難しい本ではあるが、ヒントは見つけたぞ。 著者は終始、『考えるな、感じ取れ』という姿勢を貫いていてな。 ラモーナ 私はどうにも、空想や想像力を働かせる部分が弱い。 おそらく暦はそうした弱点を見抜き、補強するために―― 暦 それをいろはさんに話しましたのね。 ラモーナ !? 暦 あの本は今、手元にはない。いろはさんに貸したから。 あいにく存じておりますの。騙したことは謝りますわ。 暦 ですが……。 こそこそ隠し立てする貴女にも問題はありますわよね? ラモーナ ……すまない! 困っているいろはを放っておけなかったんだ! 暦 だから黙っていたと……? ラモーナ あ、ああ。元は暦の持ち物だっただろう……? ……いやまあ、リリヤにも貸したが。 暦 ……まあ、本はもうあなたの物です。 どう扱っていただいても構いませんが……。 ラモーナ すまない……。 暦 渡したのは本だけですの? 他に、妙な薫陶を与えたりなさっていませんわよね? ラモーナ 妙な薫陶とは……? 暦 いつも仰っている、役者同士の絆がどうとかです。 貴女が立ち話で済ませたりしませんわよね。何を話しましたの? ラモーナ い、いや。話というほどのことはだな……。 暦 まだ隠し事があるようですわね? 暦 (じいっ) ラモーナ ……ああっと、そうだ。明日は朝が早くてな? 備えて眠らなければ。家まで送れずすまない―― ラモーナ ――お、おっと暦。手を握られては扉が開けられないな。 随分積極的に引き留めるじゃないか、ハハハ。 暦 ……ラモーナさん。 ラモーナ ち、近いぞ暦……。さすがに恥ずかしいんだが……。 暦 私だって同じですが、他に方法はありません……! 暦 ……二言はないそうですから答えてもらいますわよ。 部屋の門扉は常に開け放たれている。そう仰いましたものね? |
ラモーナ ええと、な……。どうだ、私の部屋は? この扇子を見てくれ、センスがいいだろう? 扇子だけに。 暦 ……。 ラモーナ そ、そうだ、茶を淹れよう! 実は暦が訪ねた時のためにと取っておいた玉露がだな―― 暦 結構です。はぐらかさず、本音で向き合ってくださいまし。 それがあなたの言う、切磋琢磨する仲間なのではありませんこと? ラモーナ 仲間……! 暦の口からそんな言葉が出るとは! 暦 正直に答えていただけるならです。 答えていただけないのであれば、あなたとの関係はそこまでです。 ラモーナ ぐぅ……。 暦 お尋ねします。 いろはさんと、何をお話しましたの? ラモーナ あの日はだな、書店に日本文化の本を探しに行ったんだ。 これがやはり奥深くてな、とうとう歴史書にも手を伸ばして―― 暦 その先です。いろはさんと出会ってからのこと。 ラモーナ な、なあ。いろはとは学校で話すこともあるんだ。 何故そこまで気にする必要がある……? 暦 それは……。 暦 ……可愛い妹が、毒牙にかからないようにするためです。 特に、あなたの標榜する切磋琢磨に巻き込ませたくないので。 ラモーナ 過保護だな……。姉というものはずいぶん心配症らしい。 暦 心配させたくないなら話してくださいまし。 ラモーナ それが暦のためになるのなら、構わないが……。 しかし、たいした話はしていないぞ? 暦 それをお聞かせ願えます? ラモーナ まあ、そうだな……。 ラモーナ 茶を共にして、あの本のあらましについて語ったな。 姉の血肉となった本だからだろう、目を輝かせていた。 ラモーナ 暦の舞台は欠かさず観ているだとか、普段と同じだ。 姉の芝居について語る熱が可愛らしかったな。 ラモーナ それにだ、いろははよく気が利いて優しい。途中ウェイトレスが 滑って転んでしまったんだが、誰より彼女を気遣っていた。 ラモーナ あとは……暦と仲良くしてくれてありがとうと言われたくらいか。 姉思いで素直だな、あんな妹を可愛がれる暦が羨ましいよ。 暦 ふうん……? ラモーナ まだ疑いは晴れないのか……? 暦 その程度のことでしたら、隠す必要もありませんわよね。 何故、黙っていましたの? ラモーナ それはだな……。 気恥ずかしいだろう、いろはにとっても……。 暦 仰っていることの意味が分かりかねます。 ラモーナ だから例えばだ。私は暦を尊敬している。 舞台への責任感と、銀河座の看板を背負う覚悟は並大抵ではない。 ラモーナ それだけではないぞ。私とは方法論こそ違うものの、暦もまた、 周りを気にかけている。いろはについて釘を刺してきたのもだ。 ラモーナ 厳しくも優しい。そんな暦だから目指したくなる。 いつまでもお前と板の上でぶつかり合っていたい……。 暦 誉め殺して誤魔化すおつもりですのね……。 ラモーナ ……誤魔化しているように見えるか、この顔が。 暦 な……! ラモーナ 誉め殺しが耳に入れば、いろはも照れ臭いだろう。 だから黙っていたんだ、わかってくれたな……? 暦 あなたの芝居が、目を見張るほどに上手いだけかもしれませんが……。 今夜のところは、納得いたします……。 ラモーナ 伝わってよかったぞ。恥のかき損に終わるところだ……。 暦 夜分遅くまで失礼いたしました。 お見送りは不要です。おやすみなさいませ。 ラモーナ ……。 ラモーナ ふうぅ~……。なんとかやり過ごせたか……。 いろはのこととなると、こうまでタガが外れるとは……。 いろは 姉さんをひとりにしないであげてください。 いろは 『私』は……もう、『お姉ちゃん』の隣に立つことはできないですから。 だから、どうか舞台の上で姉さんの隣にいてください。 いろは お姉ちゃん、寂しがり屋で、優しくて、仲間想いで……。 ……私はお姉ちゃんが大好きなんです。 ラモーナ (……いろはの願いは、私の願いでもある。 暦の負担は減らしてやりたい) ラモーナ (しかしどうにも……。 黙っているというのは難しいものだな……) 暦 はぁ……。 暦 (ラモーナさんは、何も知らない様子だった。 いろはさんに頼まれて、本を貸しただけ……) 暦 心配症で、過保護にもなりますわよ……。 暦 (あんな過去がありながらも、いろはさんは前を向いた。 ようやく自分の道を見つけて歩み出した。ならば――) 暦 火の粉は、私にだけ降り注げばいい……。 暦 このエンジン音は……。 初魅 ひとり歩いても退屈だろう、乗っていけ。 暦 お誘いいただきありがとうございます。 ですが少し、歩きたい気分ですので。 初魅 つれないな。 初魅 そういうところは昔から変わらないか。 私の誘いには乗らず、背を向けてばかりいる。 暦 お互いに背を向けてきた結果が、 今の銀河座とEdenではありませんこと? 初魅 違いない。 だがお前は、変わったところもあるはずだ。 暦 変わった? どの辺りが、です? 初魅 3年前に別れた時より、ますます魅力的になった。 くだらない伝統に身を置くだけだった以前にも増してな。 初魅 今のお前は、張り合いがある。 暦 ……。 暦 ……ですわね。仰る通りです。 守らなければならないものを再確認できましたので。 初魅 ぜひ知りたいな。いったい何がお前を、 敬虔な女神に仕立て上げようとしているのか。 暦 ふふ。おほめいただきありがたいですが、私はただの役者。 あなたが言うような女神ほど、神秘的な存在ではありませんので。 暦 おやすみなさい、初魅さん。 夜道の運転には、お気をつけて。 初魅 躱されてしまったか……。 身持ちが硬いところは、相変わらずらしい。 |
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