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小指をからめて

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2024-07-20更新

    

最新编辑:Mugnus

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Mugnus
★★★小指をからめて
Card 130590 0.png
角色
Card 130590 0.png
属性
队长技能
常服分类的演员演技力上升20%
Star Act
获得总演技力4~6倍的分数
发动条件:3/2 1 1
Sense
获得自身演技力1.9~3.5倍的分数
回复200~320点血量
CT:50  获得:1
各项数值
(初始/最大强化)
歌唱力
表现力
集中力
演技力
23/9201
20/8005
23/9017
66/26223
才能开花效果
演技力上升2%
演技力上升2%
演技力上升2%
Star Act发动所需要的支援系光个数减1
演技力上升2%
演技力上升4%
摄影胶卷【花】
分类
登场时间
2024/7/20

卡面信息

卡面相关

卡面简评

卡面故事

前篇 后篇
いろは
~♪

ラモーナ
おお。おはよう、いろは。

いろは
~♪ 
……え? ラモーナさん?

いろは
おはようございますっ。
この間はお世話になりました。

ラモーナ
ああ、朝早くにすまないな。

いろは
え?
……あっ、もしかして教則本を?

ラモーナ
連絡をくれただろう?
わざわざ上級生の教室を訪ねるのは骨だろうと思ってな。

いろは
そんなっ。昨日ラモーナさんにご連絡したのは、
僕の方から返しに行こうと思ったからで……っ。今出しますっ。

ラモーナ
いやいや、気にしないでくれ。
むしろ催促したようで悪いな。

いろは
こちら『最も優れた役者になる方法』です。
貸してくださり、ありがとうございました。

ラモーナ
……フフ。
カバーだけ同じで、すり換えられていたりしないか?

いろは
え?

ラモーナ
日本ではそうしてこっそり学校でマンガの貸し借りをするんだろう?
いろはのオススメマンガなら読みたいと思ってな。ただの冗談だ。

いろは
ラモーナさん……。

ラモーナ
お、おっと。どうした?
もしや気に障ったか……?

いろは
そういうことであれば、昨日電話した時に教えてくださっていれば……っ。
今日は『そみせん』と『シンクツ』の最新刊しか持ってきてないんですっ。

ラモーナ
ほ、ほう……?

いろは
電書であれば全巻そろっているんですが……いや、待ってください。
カミラちゃんに貸していたカリュー外伝は初めての人でも安心……。

いろは
ちょっと待っていてもらえますかっ。
持ってきているか、確認してきますっ。

ラモーナ
い、いや、すまない。困らせるつもりはなかったんだ。
さっきも言ったが冗談だ。配慮が足りていなかったな。

いろは
あ、冗談……そうでしたか。
すみません、舞い上がっちゃって。

ラモーナ
いや、私も演劇に興味がない知人から、何かおススメがないか問われたら、
今のいろはのように喜んでしまっただろう。

いろは
いえっ。ですが、興味を持たれたらいつでもお声をかけてくださいっ。
その時はジャンルがわかれば尚良しです!

ラモーナ
ありがとう、その時はよろしくお願いするよ。

ラモーナ
(カフェでいろいろ話をしたものの、
 まだまだ知らないことばかりだな……)

ラモーナ
それで、どうだった?
あの本を読んで学びはあったか?

いろは
はい。すごく勉強になりました。
……とも言い難く。

いろは
読んでいて、わかるなあってところもありましたし、
大事そうなところはメモを取ったりもしたんですが。

ラモーナ
その口ぶりだと、苦戦したようだな?

いろは
はい……。読めはするんですけど頭に入ってこなくて……。
突然、演劇をコロッケ作りに喩えたりする辺りとか特に……。

ラモーナ
あのパートは本当に意図が分からないよな。
私も同じところで詰まったことがある。

いろは
ラモーナさんもですか?

ラモーナ
ああ。読んでの通り、どうにも著者の感性が独特なんだ。
説明は不親切極まりなく解説もない。答えのないパズルだ。

ラモーナ
だが、読んでから稽古や公演に挑んでみると、ふと気づく。
あの著者が言いたかったのはこういうことではないかと。

いろは
なるほど。だとすると、今はわかっていない部分も、
その内わかるようになるかもしれませんね。

ラモーナ
だな。『考えるな、感じ取れ』という著者の美学こそが、
数多のダイスターから支持を受ける秘密かもしれない。

いろは
それを姉さんは読破したんですね……。

ラモーナ
まったくな……。だが、気を落とす必要はないぞ。
完全には理解できずとも、いろはもあの本を読破したんだ。

ラモーナ
舞台の上で実践し、本の内容に得心。また実践を繰り返す。
これからのいろはは、優れた役者になっていく一方だな。

いろは
そうなれるように、がんばりますっ。

ラモーナ
ハハ、いろはは素直で可愛いな。
その可愛げが、わずかでも姉にあればいいのだが……。

いろは
……姉さんと、何か話されましたか?

ラモーナ
ああ、まあ、本を貸したと話したくらいだ。
読みたくなったらまた連絡してくれ。

いろは
ありがとうございます。
大変勉強になりましたっ。

ラモーナ
ふむ……。ならば、いろはがよければなんだが、
もっと学びたいようなら研究会を開いてみないか?

いろは
研究会って……あの本についてですか?

ラモーナ
まあ、茶を飲みながら本について話すくらいだろうがな。
肩肘張らず、忌憚のない意見を交わせればいいと思っている。

いろは
えっと。お誘いいただき、ありがとうございます。
研究会のアイデア、すごく面白そうだなって思いました。

いろは
でも、遠慮させてください。
これ以上銀河座の皆さんに甘えるわけにはいきませんので。

ラモーナ
違うぞ、いろは。甘えていいんだ。
私もお前に甘えるんだからな。

いろは
え……?

ラモーナ
対等な役者として、互いに学びあう場なんだ。
あの本からいろはが掴んだ演技論は、私も知りたいしな?

いろは
ラモーナさん……。

ラモーナ
おっと。引き止めて悪かった。
気が向いたら連絡してくれ。

いろは
あっ、あのっ!

いろは
ラモーナさんっ。
そういうことでしたら、やっぱり参加させてくださいっ。

ラモーナ
もちろん、未来の優れた役者は大歓迎だ。
いろは
本日は研究会へとお招きいただき、ありがとうございます。
こちら、我が家のシェフが作ったお土産の和菓子となります。

ラモーナ
あ、ああいやいや。そんなにかしこまる必要はないぞ。
肩の力を抜いてリラックスしてくれ。リリヤのようにな。

リリヤ・クルトベイ
モーイ。

いろは
ありがとうございます。
リリヤさんもあの本、お読みになったんですね。

リリヤ・クルトベイ
? ヒマだったから来ただけ。

ラモーナ
一応、読んではいるから安心してくれ。
リリヤの解釈もまた独特だが、膝を打ってしまう部分もある。

いろは
そうなんですね。

リリヤ・クルトベイ
美しくあれ、と説くところはなんとなく分かる。
美味しいコロッケを作るには、風を感じる。

いろは
コロッケから、風、ですか。

リリヤ・クルトベイ
教えてあげる。体の隅々まで。

いろは
あわわわわわわわわっ!?

ラモーナ
こらこら、やめないか。
いろはが困ってしまっているじゃないか。

ラモーナ
本当は、暦を招いて質問すれば済む話なのだろうがな。
この本の性質上、それではあまり意味がない。

いろは
『考えるな、感じ取れ』、ですよね。

ラモーナ
うむ。我々はまだ、本に学び、守りを固める入門者だ。
暦のように型を破り、離れる段階までは辿り着いていない。

いろは
(ラモーナさんにそこまで言ってもらえるなんて……。
 やっぱり姉さんは凄いです)

ラモーナ
ハハ、深刻に考える必要はないぞ。
なぜならこれは、暦が与えたもうた試練だからだ。

いろは
試練ですか?

ラモーナ
この本は、ともかく会得が難しいからな。
人によっては千尋の谷へ突き落とされたようにすら感じるだろう。

ラモーナ
だが、身につければ確実に表現力に厚みが増す。つまり暦は、
いろはの成長に期待し、泣く泣く試練を課したに違いない。

リリヤ・クルトベイ
泣いてはないと思う。

いろは
あはは。そんな姉さんの姿なら、ちょっと見てみたいですね。

ラモーナ
いろは。我々の研究の成果を見せてやろう。
師を超えることが、弟子にできる唯一の恩返しだ!

いろは
勉強させてもらいます。
じゃあええと、どの章から始めましょうか。

リリヤ・クルトベイ
いろは、そっちの席から私を撮って。
窓際の席から外を見つめる姿を研究したい。

いろは
え、っと。それも研究会に関係あるんですね?
わかりました、誠心誠意撮らせていただきますっ。

ラモーナ
いや、今は本の研究会なのだがな……。

ラモーナ
……なるほど、そう言った解釈もできるな。
私の考えとは遠いが、大切にすべき答えだろう。

いろは
恐縮です。
ではええと、次はここなんですけど。

ラモーナ
ふむ。どう思う、リリヤ?

リリヤ・クルトベイ
……ラモの肩、ちょうどいい。
温かくて、よく眠れそう。

ラモーナ
今日はこの辺りにしておこうか。
いろはのおかげで視野が広がったぞ、礼を言う。

いろは
そんな。お礼を言わなきゃいけないのは僕の方ですよ。
見てください、ノートが真っ黒になっちゃいましたっ。

ラモーナ
いいぞ! 次は学びを実践する番だな。
次回公演で成果を披露し合おう。お互いにな。

いろは
はい、少しでも、身につけられるようがんばりますっ。

リリヤ・クルトベイ
……終わった?

ラモーナ
まだまだ完全な理解からはほど遠いがな。
暦に追いつくためには、精進を続けねば。

いろは
……皆さんから見ても、姉さんはそんなにすごいんですね。

ラモーナ
ハハ。今さら気づいたのか。
千寿暦は銀河座を支える看板役者だ。

ラモーナ
あいつの待つ頂によじ登り、手を取りたい。
彼女に並び立つことが、私を含めた団員たちの目標になるほどのな。

いろは
ラモーナさん。

リリヤ・クルトベイ
私は別にいい。並んで立つだけならどこでもできる。

ラモーナ
いや、並び立つというのはものの喩えであってだな……。
リリヤも暦には思うところあるだろう?

リリヤ・クルトベイ
……。

リリヤ・クルトベイ
……暦は、演劇にすごくストイック。
寮暮らしでもないのに、最後まで稽古場に残ってる。

リリヤ・クルトベイ
あと、壁がある。とても硬い壁。

いろは
壁、ですか……。

リリヤ・クルトベイ
あんまり自分のことを話してくれないから。
初魅も気にしてるみたい。会うたびに元気か聞かれる。

いろは
……。

いろは
(姉さん……やっぱり、ひとりで抱え込んでいるんですね……。
 ……なのに、僕ばかり楽しんでいる)

リリヤ・クルトベイ
でも、暦はちょっと変わった。ラモが入団してから。

リリヤ・クルトベイ
雪の火鍋にも少しずつ顔を出したり、緋花里の質問に答えたり。
この間は、家で合宿もした。

リリヤ・クルトベイ
最近は、笑顔が増えた気もする。ラモの影響。

ラモーナ
フフ、照れるな。

いろは
そうです……。

いろは
(銀河座の皆さんを、家にお招きしたり……)

いろは
(今はまだ少しずつですけれど。
 きっと、姉さんも……)

リリヤ・クルトベイ
……安心した? いろは。

いろは
えっ、あ……な、何がですか……?

ラモーナ
『表出する感情に細心の注意を払え』。
あの本の教えの通りだな?

いろは
うう、バレバレでしたか……。

ラモーナ
まあ、私も最近の暦には安心しているよ。
ただ、たまに気を揉む時があるんだがな……。

リリヤ・クルトベイ
病院に運び込まれてた。ラモが雪と揉めて大変。

ラモーナ
あの時はどうにか事なきを得たが、暦のことだ。
次がないとは言えない。

ラモーナ
いろは。家族であるお前だからこそ分かることもある。
どうか暦を、変わらぬ愛で支えてやってくれるか?

いろは
……はい。僕にとっても大事な姉さんですから。

ラモーナ
……ありがとう。安心できたよ。

リリヤ・クルトベイ
暦のお世話が大変なら、私でもいい。
いろはが妹なら嬉しい。

ラモーナ
おっと、それなら私も歓迎だぞ。
一気に姉が3人に増えたな!

いろは
あはは。それも楽しそうですけれど……。

いろは
僕の姉さんは、たったひとりだけですっ。