来自World Dai Star 梦想的群星WIKI_BWIKI_哔哩哔哩
跳到导航
跳到搜索
MediaWiki:Infobox
MediaWiki:Infobox
【SSR】推しと結ばれたら祓われてもいい!
出镜角色
队长技能
あなたのお嫁さんになれるなら:
剧团电姬的演员的演技力提升28~80%
技能
演技力アップⅢ:
自身的演技力提升17.5~50%
◆发动条件:由剧团电姬的演员装备
歌唱力アップⅡ+:
自身的歌唱力提升27~79%
◆发动条件:由剧团电姬的演员装备
(技能于5级解锁)
スコアブーストⅡ:
Sense发动之后,获得现在分数的1.4~3.3%的分数
◆发动条件:由剧团电姬的演员装备
(技能于8级解锁)
隶属活动
†迎春† 猫と烏の協奏曲
登场时间
2024/12/31
MediaWiki:Infobox
MediaWiki:Tabs
「推しと結ばれたら祓われてもいい!」
配役
少女:千寿 いろは
木こりの男:白丸 美兎
女僧:阿岐留 カミラ
「推しと結ばれたら祓われてもいい!」
■第一幕
とある山に、木こりの男が住んでいた。
とても真面目な男で、天候さえ悪くなければ毎日朝早くに起きて夕暮れまで仕事をし、
帰宅後は早々に寝るという日々を淡々と過ごしていた。
それは前日に雨が降った日の朝だった。
男が切ろうとした木の根元に、怪我をした一匹の白蛇がうずくまっていた。
男は白蛇をそっと抱きかかえると、いつも持ち歩いている傷薬を塗ってやった。
そして少し離れた場所に白蛇と自分の昼飯であるおにぎりを置き、男は木こりの仕事に戻った。
夕暮れ、男が仕事を終えて白蛇を置いた場所を見ると、白蛇の姿もおにぎりもなくなっていた。
白蛇が元気になってよかったと思いながら、男は家に帰るのだった。
トントン、トントン。
次の日、男が起きるよりも早く、誰かが家の戸を叩く音がする。
寝ぼけまなこで戸を開けると、白無垢姿で綿帽子を被った少女が立っていた。
びっくりしている男に向かって少女は満面の笑みを浮かべる。
「私をあなたのお嫁さんにしてください!」
「推しと結ばれたら祓われてもいい!」
■第二幕
仰天した男だったが、ひとまず少女を家の中に招き入れ、詳しい話を聞くことにした。
しかし、怪しい風体ではあるものの、男はその少女から悪意を感じとれなかった。
「あなたをお慕いしています。私をお嫁さんにしてくれませんか?」
あどけない顔でほほ笑む少女。
角隠しを取ると、そこに現れたのは美しい銀色の髪。
「し、しかし、俺と君は今日初めて会ったばかりだし……」
「木こりの仕事をしているあなたを山で見ました! 私をお嫁さんにしてください」
何を言っても、嫁にしてほしいと繰り返すばかりの少女。
しかし仕事に行かなくては。仕方なく男は少女を残して山へ向かった。
夕暮れ、家に戻ると外まで夕げの良い香りが漂っていた。
家の中に入ると、おにぎりと味噌汁が用意されていた。
「おかえりなさい! お夕飯ができていますよ」
戸惑いながらもありがたく食事を口にする男。
「おいしいよ、ありがとう」
「よかったです! 私をお嫁さんにしてくれますか?」
「い、いやそれは……。だいたい、俺のどこに惚れたというのだ? それに、お前はどこの村から来たのだ?」
「そ、それは……その……」
詳しいことは何も話そうとしない少女。
さすがに身元も知れず、自分に惚れた経緯もわからない相手とは結婚できないと男が言うと、少女はたちまち泣き顔になった。
「私、お嫁さんにしてもらえるように頑張ります! 帰る場所もないのでここに置いてください!」
必死に懇願する少女に、困り果てる男。
「……とりあえずその恰好では不便だろう。明日、山の麓の村で着物をもらってきてやろう」
「推しと結ばれたら祓われてもいい!」
■第三幕
その後、男と少女の奇妙な共同生活は穏やかに続いていた。
少女はよく働き、よく笑い、男によく尽くしてくれた。
男の淡々とした生活に花が添えられたようだった。
少女といつの間にか仲良くなった村の女たちからも結婚を急かされるようになり、男の気持ちも次第に少女に傾いていた。
そんなある日、男の家に旅の女僧が訪ねてきた。
応対した男と少女に向かい、女僧は言った。
「人間の気ではないね。お前は何者だ?」
わけのわからないことを……と戸惑う男とは別に、少女の顔色が変わった。
女僧の目は真っ直ぐに少女を見つめていた。
男も困惑の眼差しを少女に向けた。
「私は……白蛇です。あの日あなたに山で助けていただいた……」
少女は観念したように小声で呟いた。
驚愕する男。微動だにしない女僧。
「私を……祓いにきたのですね」
少女は観念したように目を閉じた。
すると少女の前に男が立ちふさがった。
「やめてくれ! 俺は、俺は……こいつが蛇だろうが蛙だろうが関係ない!」
男は女僧に訴えかける。
「こいつは俺の嫁にするんだ! 祓ったりしないでくれ!」
男の言葉に、危機的状況にも関わらず少女は顔を赤くした。
女僧は呆れたようにため息をつく。
「慌てるでない、私は祓いにきたのではないぞ。その白蛇の不安定な気を、私の念で安定させてやろう」
女僧が念を唱えはじめると、少女の身体にみるみると力が宿り、完全な人間の身体を手に入れることができた。
「推しと結ばれたら祓われてもいい!」
■第四幕
――月日が経ち。
とても天気の良い日、でもいつもと変わらない日。
「仕事に行ってくる」
「はい、お弁当です。気をつけてくださいね」
家の戸口で男に弁当を渡し、見送る少女。
男の姿が見えなくなるまで、笑顔で手を振り続ける。
と、家の中から赤子の泣き声が響いてくる。
「あらあら、あなたもお腹がすいたのね」
少女は家の中を振り返り、そっと戸を閉めた。
阿岐留卡米拉
おっ、有名漫画家が結婚だって~。
てかこの人の代表作、いろっちが読んでたやつじゃね?
千寿伊吕波
おおおっ、本当ですね!
おめでたいです~……!
白丸美兔
お正月って、縁起がいいからなのか……めでたいお知らせが多いよね。
ワクワクしちゃうな。
千寿伊吕波
ですねぇ。歩いているだけでも、なんだか雰囲気が良くて楽しいです。
こう、落ち着いてるけど華やか……! というか。
白丸美兔
うん、独特だよね。
街を歩いていると、琴を使った曲が流れてたりして……。
阿岐留卡米拉
だね~。この前行った初詣もマジ趣あったわ!
新年早々、神社でパワーもらえた気がする。
千寿伊吕波
蕾さん達の巫女服姿も良かったですねぇ……!
まさに眼福……!
白丸美兔
ふふ……。
色々あったけど、楽しかったね。