来自World Dai Star 梦想的群星WIKI_BWIKI_哔哩哔哩
跳到导航
跳到搜索
MediaWiki:Infobox
MediaWiki:Infobox
【SSR】Grab the mic!
出镜角色
队长技能
ビートに乗って、伝説へ:
银河座的演员的演技力提升28~80%
技能
演技力アップⅢ+:
自身的演技力提升17.5~63%
初期P.ゲージ上昇Ⅱ:
公演开始时,获得54~132点Principal Gauge
◆发动条件:由银河座的演员装备
(技能于5级解锁)
P.ゲージ獲得量アップⅡ+:
センスによるP.ゲージの獲得量が108~316%UP
◆发动条件:由银河座的演员装备
(技能于8级解锁)
隶属活动
Break Loose
登场时间
2025/2/28
MediaWiki:Infobox
MediaWiki:Tabs
「Grab the mic!」配役
MCブレイカー/ブロンテ:ラモーナ・ウォルフ
女帝 a.k.a. ChiLL:リリヤ・クルトベイ
ダンサー:与那国緋花里
グラフィティ:王雪
「Grab the mic!」
■第一幕
若者たちの集う街、『UENO』。
そこでは、今宵も街のあちこちでブロック・パーティーが開催されていた。
若者たちがそれぞれ、音楽やダンス、グラフィティアートといった己の得意分野で技を競い合う。
街の中心では一際大きな人だかりができる賑やかな区画があった。
そこで行われていたのは『グランド・パーティー』。
年に1度の開催で、各ブロック・パーティーから登り詰めてきた猛者たちが、競い合うパーティーだ。
ここでのパフォーマンスが成功すれば、メジャーデビューのチャンスが与えられる。
パフォーマーのだれもが目指し憧れる成功者への狭き門。
そんなパーティーを、人だかりから少し距離を置き見つめる少女がいた。
彼女の名前はブロンテ。通称『MCブレイカー』の名を持つ駆け出しラッパー。
ブロンテはパーティーの賑わいを睨みつけ、固く拳を握りしめる。
「Grab the mic!」
■第二幕
――ブロンテが『MCブレイカー』と呼ばれる以前。
ブロンテは幼い頃に父を亡くし、母子家庭で3歳年上の姉と育った。
とてもおとなしく控えめで、いつも母や姉の後ろに隠れているような子どもだった。
おとなしくはあったが友だちもいたし、独立して家から出ていた姉とも仲が良く、裕福ではないがそれなりに幸せだった。
ブロンテは歌とダンスが大好きだった。しかし自分ひとりの時か、母と姉の前でしか決して見せなかった。
母も姉もブロンテのリズム感を褒めたたえ人前でパフォーマンスすることを勧めたが、引っ込み思案なブロンテは頑なに拒否した。
ある日、実家に戻ってきていた姉は、ブロンテの学校で学園祭があることを知り、ステージパフォーマンスにブロンテをこっそり推薦した。
姉は家を出てからヒップホップを始めており、ブロンテにも自信を持って表舞台に出てきてほしかったのだ。
ブロンテが歌い、踊っている動画を見ると、誰もがブロンテのパフォーマンスを希望した。
ブロンテは恥ずかしがって断ったが、クラスメイトも教師もブロンテが歌うことを願った。
皆に背中を押され、とうとうブロンテは出場を決める。
しかし学園祭でのパフォーマンスの当日、緊張に苛まれたブロンテは舞台上に立ち尽くしてしまい踊れなかった。
ブロンテを応援していた友人たちは心配したが、何も知らないクラスメイトはブロンテを「負け犬」と責めるのだった。
ブロンテはそれからダンスをやめた。
母はブロンテを慰め励まし、姉は強引に出場させたことを悔いて謝ったが、ブロンテは心を閉ざしてしまった。
「Grab the mic!」
■第三幕
――時は現代に戻って。
グランド・パーティーを控えたUENOで、ブロンテは仲間と思い出話に興じていた。
「そうそう、出会った頃のアンタはマジで悲壮感漂ってた」
「まさに負け犬、迷える子犬」
今では考えられないようなMCブレイカーの身の上話に、仲間のダンサーとグラフィティは笑った。
「でもね、この話には続きがあって――」
ブロンテは再び語り始める。
ブロンテが心を閉ざしてしばらく経った頃、姉が家に帰ってきた。
姉は自分の歌と踊りを磨き続けており、その頃、『女帝 a.k.a. ChiLL』という、その界隈では有名なMCになっていた。
女帝 a.k.a. ChiLLは氷の様な視線でブロンテを一瞥すると鼻で笑った。
「いつまでも悲劇のヒロイン、負け犬の悲鳴アゲイン」
久しぶりの再会だというのに、突如妹をディスる姉に、ブロンテは戸惑いを隠せない。
「あんたが妹なんて迷惑なの、恥だってわかるでしょ!?」
思いもしなかった姉の言葉に、ショックを受けたブロンテは、思わず家を飛び出す。
「這い上がってこなきゃ……あんた自身の力で」
ブロンテの背中を見つめながら、女帝a.k.a. ChiLLは姉としての本音をぽつりとこぼした。
もちろん、ブロンテにはその想いが届くはずも無く……。
×××
家を飛び出たブロンテは、当てもなく町を彷徨い歩く。
姉をそこまで苦しめていただなんて。ブツブツと小声で、自分を責めていた。
すると、行き交う人と肩がぶつかった。
「いてーな、陰気な負け犬」
知らない人からも負け犬と罵られ、ブロンテの中で何かがはじけた。
「アタシが負け犬? 勝手に決めるな!
負け犬上等、負け犬にだって感情も意地もあるんだ!」
叫んで叫んで、ブロンテがはっと我に返ると、ぶつかった相手はその意気にニヤリと笑った。
「あんたいいじゃん、マイク握って叫んでみない???」
「え、それって……」
×××
ブロンテはダンサーに、「あんたのおかげで今がある」と拳を突き出す。
そう、あの時自分を目覚めさせたのは、今一緒にいる仲間のダンサーだったのだ。
「リズム感は出会ったときから天才的だった」と、ブロンテに拳で応じるダンサー。
「あとはトップ取るだけだね」とグラフィティはふたりの拳に掌を重ねた。
「Grab the mic!」
■第四幕
現在の『UENO』。
ブロンテこと『MCブレイカー』は、信頼できる仲間とグランド・パーティーに乗り込んだ。
今やUENOでMCブレイカーの名前を知らない者はいない。
大歓声の中、舞台に上がるMCブレイカーと仲間たち。
更に歓声が上がり、向かいの花道からゆったりと歩いてくるのは『女帝 a.k.a. ChiLL』チーム。
「やっと来たんだね、負け犬」
互いににらみ合う二人、だがどこか女帝a.k.a. ChiLLは嬉しそうだ。
そして戦いは幕を開ける。
MCブレイカーはマイクを掴み叫んだ。
「今決めるここで誰がスターか、今に見てろ負け犬の反逆yeah!」
拉莫娜·沃尔芙
ふむ……。ラップなど初めてだったが、韻を踏んでいくのは面白いな。
『ディス』といったやや粗暴な言葉遣いには慣れないが……。
拉莫娜·沃尔芙
それにしても、私が妹でリリヤが姉……。
このような状況は珍しいな。
リリヤ・クルトベイ
私を守るんじゃなくて、私を倒しに来るラモ。
新しい。
拉莫娜·沃尔芙
ハハハ、確かにな。
ここまで熱量高くリリヤと競い合う舞台はなかった。
リリヤ・クルトベイ
銀河座の作風とは少し違っているけれど、
この状況もラモによく見てもらえるから、良い。
拉莫娜·沃尔芙
見る……? 舞台でのバトルのことか?
真剣勝負だからな、確かにお前を見てはいるが――
リリヤ・クルトベイ
鋭い目、真に迫った表情……。
美しい。ずっと見ていたい。だからラモも、私を見て。
拉莫娜·沃尔芙
おいおい、そんなに見つめないでくれ……!
拉莫娜·沃尔芙
ふぅ……やはりリリヤの感性は独特だな。
押し負けぬよう、私も『ディスり』を磨き応えるとしよう!