デッドテングハザード

デッドテングハザード

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类型	竹
稀有度	5
属性	速度+30(速度+100) 阳防+20(阳防+50)
属性每级强化	速度+7 阳防+3
画师	EDF
获取途径	国服暂无
特性
装備スペカの木属性の威力を25%アップ (1T) 装備スペカの肉弾の威力を20%アップ (1T) 装備スペカのエネルギー弾の威力を20%アップ (1T)	装備スペカの木属性の威力を50%アップ (1T) 装備スペカの肉弾の威力を45%アップ (1T) 装備スペカのエネルギー弾の威力を45%アップ (1T)

解说

解说1展开/折叠

目を覚ますと、いつの間にかこの部屋にいた。湿気が高く粘つくような空気と、薬品の香りが室内を埋め尽くしている。
今、あたしの目の前には、三人の天狗が立っていた。
「どうも、清く正しいナースこと射命丸文です。」
彼女はよく手入れされた一眼カメラを提げている。
「最先端のナースこと姫海棠はたてよ。」
彼女は怪我も無いのに全身に包帯を巻いていた。
「千里先まで見通すナース、犬走椛です。」
彼女は大きな剣を持っている。
驚いているあたしを他所に、三人は口を揃えてこう言った。
「ようこそ、天狗の保健室へ！」

解说2展开/折叠

「て、天狗！？ここ、どこ！？」
あたしがそう叫ぶと、彼女たちは楽しそうにはしゃぎ始めた。
「やばいわ！この子、かなり混乱してるわ。重症よ！」
「ふむ。応急処置を施しましょうか。」
「大きな怪我はしていないようですが。」
「早く永遠亭に連れて行かないと！」
「取り合えず消毒液でも浴びせます？」
「そこの薬品棚にありますが……。」
「だーかーらー！」
妖怪なのに驚かせようという思いは微塵も感じられなくて、今はあれやこれやと何か言い争いをしている。
どこか間の抜けたやり取りをしている彼女たちを見て、あたしはすっかり腰を抜かしていた。

解说3展开/折叠

天狗といえば、妖怪の山を仕切っている妖怪たちだ。
妖怪のくせに集団で行動し、人間みたいな縦社会で生きている。
今は何やら見慣れない服を着て……ナース服とか言ったっけ？そんな衣装で揃えている。
「怯えているだけのように見えます。」
「そうなの？怖くないわよ。私たちは天狗だから。」
「でも私、これを持って驚かせと言われたんですけど……。」
「しまいなさい、そんな玩具。」
「そうよ。人間の子供も騙せないわよ。」
「そんな……。」
しゅん、と落ち込んで作り物の剣を下げる白狼天狗。他愛ないそのやりとりに、少し心が安らいだ。

解说4展开/折叠

これは、彼女たちの『ごっこ』遊びのようなものなのだろうと気づいた。人間の世界の医療行為を真似して遊んでいるのだろう。
「さて、それじゃあ取材……じゃなくて診察しましょうか。」
「よく分からないけど血を抜けばいいのよね？」
「大人しくさせるのも大事と聞きました。」
彼女たちは、人間の医療現場に穿った考えを持っているようだ。
そういえば、いつだか永遠亭の医者に聞いたことがあるが、医療の世界は、どうやらミクロという小さな神様を信じているようで、その神様を助ける薬や消毒液を駆使して病原菌という名の悪神と戦うらしい。
とはいえ、あたしはそこまで重症ではないと思うのだけど……。

解说5展开/折叠

あたしは言われるがまま、されるがままに、額に聴診器を当てられたり、擦り傷のある個所に包帯を巻かれたりした。
「ふむ……脳波異常なし。」
「異常があったらどうなるの？」
「爆ぜます。」
「ひえっ……。」
あたしは、彼女たちのやり取りを見て、気づけば声を出して笑っていた。
ああ、そうだ。思い出した。あたしは弾幕戦の後に墜落して、ここに行き着いたのだ。
かたん、と窓が開け放たれ、涼し気な風が流れ、彼女たちの羽根が室内を舞う。
あたしたちは妖怪。一見大袈裟な処置に思えるこの包帯で、救われる命もあるかもしれない。
「さぁ、もう行きなさい。巫女には気をつけて。」
そう声をかけられ、あたしはありがとうと返して月明かりの空へ飛び出した。