フランバース

フランバース

类型	菊
稀有度	5
属性	阴攻+20(阴攻+50) 阴防+30(阴防+100)
属性每级强化	阴攻+3 阴防+7
画师	すばる
获取途径	国服暂无
特性
装備スペカの水属性の威力を25%アップ (1T) 装備スペカの流体弾の威力を25%アップ (1T) 速攻式が使用時に対象単体の陰防を1段階ダウン (2T)	装備スペカの水属性の威力を50%アップ (1T) 装備スペカの流体弾の威力を50%アップ (1T) 速攻式が使用時に対象単体の陰防を2段階ダウン (2T)

解说

解说1展开/折叠

【フランドール·スカーレット】
吸血鬼にして魔法少女。紅魔館の主·レミリア·スカーレットの妹。「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」を持つ。少なくとも495年以上の歳月を生きており、その大半を紅魔館の地下室で過ごしている。それゆえに世間的な常識には疎く、ひとりで時間を潰すことを得意としている。

解说2展开/折叠

フランには悩みがあった。
それは自分の気に入ったオモチャがすぐに壊れてしまうことだ。お姉様が私に新しいオモチャをくれるのは嬉しいけれど、しばらく遊ぶとそのオモチャの「目」が見えて、それをきゅっと握るとオモチャは壊れてしまう。すぐに壊れてしまわない、ずっとそばにいてくれるオモチャがほしい。そんなことを思いながら紅魔館の窓を見ると、フランの目にある姿が映った。

解说3展开/折叠

窓から見えたのは、闇夜を飛ぶ「別の世界から来たお姉様」だった。その肩には、別の世界の私を模したぬいぐるみが載っている。その姿を見て、フランはふと気づく。
「私のおもちゃなら……飽きずに遊べるかな？」
オモチャは脆いものだけど、「私」はそんなに脆くはない。お姉様が大事にしているオモチャは、フランにとっても非常に価値のあるもののように見えた。
「あはは！いい事思い付いちゃった！」
こうしてフランは幾日かぶりに外出した。

解说4展开/折叠

「あ、大きいお姉様～！」
黒いコートを羽織った近寄りがたい令嬢に、フランは気安く話しかける。振り返った令嬢は一瞬目を潤ませた後、元の険しい表情に戻って言った。
「大きいお姉様？私は財閥総帥よ」
「ざいばつそーすい？」
「ええ、総帥よ」
「それってえらいの？」
「そうね、とても偉いわ」
「じゃあ……私の願いも叶えてくれる？」
「財閥総帥」は、しばし悩んだ後答えた。
「貴方の望みであれば……大抵は叶えられるでしょうね」
「じゃあ、肩にある私をちょーだい！」
フランはすかさず願いをぶつける。「財閥総帥」は、明らかに狼狽していた。
「こ、これは、運命の果てに置いてきた、あの子の大事な分身で……」
「くれないの？」
危うく光るフランの瞳。財閥令嬢は、観念したように人形を差し出した。

解说5展开/折叠

そして現在。フランはバリエーション豊かな自身のぬいぐるみを自室に持ち帰ることに成功し、たくさんの「フラン」に囲まれて横になっていた。
「あはは、みーんな私の言うこと聞いてくれた！」
実際、異世界からこの幻想郷にやってきた「レミリアたち」からは少なからず抵抗があったが、フランの脅迫(渡さないとどうなるか、わかるよね？)と懐柔(いつでも私に会いに来ていいから、ね？)によって、「お姉様たち」は各個撃破されていったのだった。
「がんばったら、眠くなってきちゃった……」
たくさんのおもちゃに囲まれ満足したフランは、うとうとし始める。
夢の中の自室では、これまでフランが手に入れたぬいぐるみたちがそれぞれ思い思いにベッドを動きまわっていた。
「ふふふっ、私がいっぱい……これでもう、遊び相手には困らないね……」