Kqe-1j-23日文

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暗いが、ここは工場かもしれない。
鋭い機械音が鳴り響く。目のような蛍光色の照明が私を見つめる。ロボットはゆっくりと近づいてくる。完成していないのか、動くたびに電線があちこちから突き出てくる。ねちっこく流れているのはあれは不凍液だろうか、それとも血だろうか。そのとき、ロボットの胸にある端末が光った。何か入力できそうだ。

☆

こんにちはと打つ。

さよならと打つ。

ロボットはかろうじて両腕を持ち上げた。端末には次のような言葉が出力された。<ようこそ、お客様。町の見学は楽しめましたでしょうか？記念品を贈呈いたします。>端末は笑っているが、ロボットの動きから助けてという叫びが聞こえてならない。

E.G.Oギフト獲得。

☆

町について説明してくれと打つ。

記念品を受け取って離れる。

<質問を理解できませんでした。>　ロボットは首を傾げながら、言葉を出力した。反対側に傾かない首を何度も持ち上げようと試みながら、次の言葉を出力する。<もしかしてお客様は町を見学しなかったのですか？>　それは答えを求めているようだった。

☆

正直に答える。

町を見学したと言う。

答えずに離れる。

<それなら記念品を贈呈することはできません！>　急に端末が上へガタガタしながら開くと、機械の腕が飛び出してきて、私から何かを掴もうとした。<記念品の押収にご協力ください！嘘は悪いです。>　あちこち体をひねって避けると、機械の腕の速度は、より速くなっていった。<協力しない場合、規則A62GBFE1により処罰される怖れがあります！>　その場から離れなければそれは止まりそうになかったので、私は転ぶようにそこから走って抜け出した。

この戦闘の間、速度+2。

<それなら見学プログラムに問題があった模様です。>　ロボットはその言葉を出力し、長らくじっと立っていた。壊れたんだろうか、そんな考えが頭をよぎり始める頃に端末が点滅した。<管理者呼び出しを試行し続けましたが、応答しません。>　<システム異常、システム異常。>　<リブート中…。>　そうして、青い画面に何か複雑な文字列をただ吐き出し続けた。

コスト40獲得

何も起こらない。

端末が赤くなり、警告音が鳴り響く。ロボットは、苦しんでいるかのように激しく振動する。<さようなら。さよなら、さよならさよならさよならさよ>　端末が一つの単語でびっちり埋まると、部品と肉を吐き出し、目の前でロボットは爆発した。

嫉妬属性の罪を保有していない人格の体力と精神力に15ダメージ。