碧蓝回忆录日服文字版/「努力、希望と計画」

「努力、希望と計画」

プロローグ展开/折叠

レパルス：
極東ね…地球を半周してようやく着いた~
プリンス・オブ・ウェールズ：
確かに太平洋の風とは違う…うん、なんだか酸っぱい匂いがするわね…
レパルス：
ふっふん、実は私、ここは初めてじゃないのよ~昔ロイヤルネイビーの象徴としてフッドと一緒に…
プリンス・オブ・ウェールズ：
……
レパルス：
あっ、ごめん……
え、えっと、とにかく……あの時は南にも寄ったのよ。ここから重桜の国まで少し距離あるし、任務が終わったら一緒に見に行かない？
プリンス・オブ・ウェールズ：
レパルス、抑止力の誇示だからってちゃんとした戦闘任務よ、遠足みたいに気を緩めるんじゃないよ。
レパルス：
あーごめんごめん、せっかくの遠出だからつい興奮しちゃって。
プリンス・オブ・ウェールズ：
まあいいわ。先輩たちの偉業には興味があるけど、任務は忘れないでほしいわね。……インドミタブルはまだか？
レパルス：
まだのようね……あの子、よくぶつかるから。私も人のことを言えないけど。
プリンス・オブ・ウェールズ：
私たちの大砲と比べれば航空機はあくまで補佐程度だけど、慎重に越したことはないわ。
「Z」は王家の栄光なる艦隊であり、重桜を抑止するためにここに来た。……ここで少し小休止しようか。
レパルス：
イエッサー～じゃあ、駆逐艦の子たちにも言っとくね~
プリンス・オブ・ウェールズ：
あんまりサボるんじゃないわよ…

立ち込める暗雲・上展开/折叠

ヴァンパイア：
近くの飛行場と航空基地が重桜の航空隊に襲われたわ！
プリンス・オブ・ウェールズ：
……ちぃ、小賢しい真似を……
レパルス：
ウェールズ、それと……
プリンス・オブ・ウェールズ：
わかってる。ユニオンの連中も襲われたわ。……重桜め、結構やる気のようね…
レパルス：
うん、これじゃユニオンへの援軍要請は無理ね…
プリンス・オブ・ウェールズ：
だから？最初から期待できない盟友が襲われたぐらいで動揺して…あんたらしくないわ、「レパルスお姉さん」。
レパルス：
「お姉さん」はいいから！この艦隊はウェールズがリーダーでしょ？もうみんな「お姉さん」「お姉さん」って鳥肌になっちゃったよ……
プリンス・オブ・ウェールズ：
まあ心配することはない。例え航空支援がなくても、重桜の航空隊なんて私のHACSさえあれば恐れることはないさ。
ずっと中立を装ってたユニオンの連中もこれでいい加減気づくね。
レパルス：
うん、それもそうだよね……
プリンス・オブ・ウェールズ：
いずれにしても、基地のみんなには我がロイヤルの栄光を持って助けねば。ちょうどいい加減待つのにも飽きたし、レパルス、あんたは大丈夫？
レパルス：
これぐらい大丈夫よ！伊達に艦歴が長いわけじゃないわ！多分じっとしてたから変なこと考えるようになっちゃったね…
よし！全艦単縦陣、前進開始！――「喧嘩を買いにいくわよ！」
プリンス・オブ・ウェールズ：
これでこそ私の知っているレパルスね。では……少し腕鳴らしに行こうか！

立ち込める暗雲・中展开/折叠

ヴァンパイア：
ふぅ……航空機はいっぱいあったけど、水上艦は艦影もなかったわね。
プリンス・オブ・ウェールズ：
どうやら見くびられていたようね。だがハエにこう群がられちゃ、潜水艦もいるに違いないわ。…ふっ、まったくモグラのような奴らめ。
レパルス！胸を張れ！重桜の軟弱者共に、このロイヤルネイビーはたかがハエごときではやれらないことを知らせてやるのだ！
レパルス：
らじゃ！

立ち込める暗雲・下展开/折叠

プリンス・オブ・ウェールズ：
認めたくないが、ハエでもこの数じゃ手こずるわね……レパルス、大丈夫か？
レパルス：
大丈夫、だけどこの戦力じゃ流石に相手もこっちの勢いには怯むよね……
プリンス・オブ・ウェールズ：
ううん、今のは基地航空隊に過ぎない。ここは少し打って出よう。重桜の南方艦隊にコンゴウ型がいるが、まあ近代化改修を受けていた所でこの私の敵じゃないわ。
レパルス：
了解。でもやっぱり空中支援を要請しよ？基地にはまだ味方がいるし、援軍はあったほうが…
プリンス・オブ・ウェールズ：
心配無用だ。絶対的な実力差の前に奇策が通らないことを教えてやる。

「Z」の反撃・上展开/折叠

高雄：
愛宕、基地航空隊は敵艦隊を捉えた。我々も動こう！
愛宕：
うふふ、高雄ちゃん、相変わらずせっかちね。相手にはプリンス・オブ・ウェールズという最新鋭艦がいるのよ。金剛と榛名でも中々敵わないわ。
高雄：
お主と拙者、そして本国からの援軍があれば、あるいは……
愛宕：
そう急がなくてもいいの。情報を聞いたでしょ？赤城たちとんでもない戦果を収めたわ。
高雄：
それは……待って、もしや愛宕、お主は…？
愛宕：
そうよ。時代が変わったわ。うふふ。あの長門ちゃんも基地航空隊が絶対にレパルスとウェールズを大破させることにビール賭けてるしね。
高雄：
ふふっ、あの子もすっかり大将の風格が付いているようだ。
愛宕：
でも仕事はちゃんとしないとね。近くの艦に「Z」に接近するように指示してちょうだい。あと、鳥海と最上の子たちには南下させるわ。敵の退路の断つのよ。

「Z」の反撃・中展开/折叠

ヴァンパイア：
あの光……照明弾？
プリンス・オブ・ウェールズ：
重桜の主力がついに来たか？いいや、レーダーに反応がないな……
レパルス：
うん、少ししか出て来なかったね。空襲は相変わらず酷いけど。
プリンス・オブ・ウェールズ：
そうだな。燃料不足のテネドスを帰還させよう。あの子、よくここまで付いてこれたから、これ以上無理しなくてもいいわ。
レパルス：
了解……でもウェールズ、戦果を追い求めるのはわかるけど、私だって深追いは禁物だってわかってるよ？
プリンス・オブ・ウェールズ：
わかっている。相手が正々堂々と戦う気がないならこっちも付き合いきれないわ。こいつらを叩いて帰還するとしよう。
レパルス：
オッケー！

「Z」の反撃・下展开/折叠

愛宕：
鳥海は燃料不足と損傷で追撃が困難…潜水艦の子たちも似た状況…困ったわね。
高雄：
だから拙者が最初から…
愛宕：
同じよ高雄ちゃん、私たちの速力じゃ総出したところで大した戦果を得られないわ。
高雄：
それはわかっておる！だけど！
愛宕：
はいはい、納得出来ないのはわかってるけど、今回は基地航空隊に任せましょ？「決戦」になったら思う存分暴れるがいいわ。
高雄：
……もう良い！お前にはいつも言い負かされっぱなしだ…

大艦巨砲の挽歌・上展开/折叠

プリンス・オブ・ウェールズ：
くっ！…ここまで来てまだ空襲が…！こっちの情報に何か間違いでもあるというのか？
レパルス：
ウェールズ、どうする？これ以上は持ちこたえられないわ！
プリンス・オブ・ウェールズ：
こんなハエどもにやられるとは…私の慢心ゆえか…それとも大艦巨砲の時代はもう終わりだというのか？
レパルス、ヴァンパイア、エレクトラ、エクスプレス、すまない、私の慢心に付き合わせてしまって…
ヴァンパイア：
気にしないでいいの。あんたは十分頑張ったから。
レパルス：
……そんな辛気臭い話はやめやめ！まだチャンスはあるわ！
プリンス・オブ・ウェールズ：
…そうだな。みな踏ん張れ！買った喧嘩は最後までやり抜くのよ！

大艦巨砲の挽歌・中展开/折叠

レパルス：
ごめん、ウェールズ、私……先に行くね……
プリンス・オブ・ウェールズ：
レパルス！くっ、お前が先に逝ったらフッドとレナウンにどんな顔をすれば良いんだ！……ヴァンパイア！ここは私が引き受ける！レパルスのことを頼んだ！
ヴァンパイア：
……わかったわ。ウェールズ……ご武運を。
プリンス・オブ・ウェールズ：
いい勉強代になったな…フッド、どうやらこれは完全に私の慢心のようだ。
時代が変わったというのか……？ふふ、面白い…！
重桜よ、今日は私たちが敗北した。よくやってくれた。お前たちを見くびったことを謝ろう。
だがこれは我がロイヤルの敗北にあらず！私とレパルスが倒れようが、我が栄光はいつか必ずお前たちにさばきを下す！それまでに、私の慢心を笑うのを許してやろう！
……女王陛下にーー栄光あれ！！

大艦巨砲の挽歌・下展开/折叠

愛宕：
高雄ちゃん、だから言ったじゃない？ロイヤルの重装甲でも攻撃機の魚雷の前ではこうも脆いわ。悔しいぐらいに…うふふ
高雄：
認めたくないが……我々水上艦を上回る戦果だ。拙者は確かに基地航空隊の力を侮った。
愛宕：
まあ安心して、この子たちは役に立ったけど、上の方々が「決戦」にこだわる限り、私たちは御役御免にならないわ。
高雄：
そうだな。ではこの刀が鞘から抜かれる時まで英気を養うとしよう。
愛宕：
……うふふ、航空戦隊の大戦果に、「Z」の破滅…もう少しで世界は激動する――
新しい時代の幕開け、刮目させてもらうわ……

黒幕展开/折叠

？？？：
所詮は「スペアデータ」に残されている「ログ」を使ったシミュレーション…「なぞる」ことしかならないのね…
戦争、矛盾、憎悪、果たしてどんなものを産み出してくれるか？
ふふふ…「今度」は失望させないでほしいわ……